親指の付け根が痛い! 【谷津 津田沼 南船橋 習志野】
皆さんこんにちは!
Body Care Lab谷津整骨院小林です!
今回は親指の付け根に出やすい痛みについてご紹介していきます!
病名としてはド・ケルヴァン病(de Quervain)というのですが、
簡単に言うと腱鞘炎です。
症状は親指を使うと痛みを感じるものになります。
腱鞘炎を軽く見ていると、激痛を感じる程症状が悪化して、
日常生活を送ることが困難なレベルにまでなる事も珍しくありません。
女性に比較的多く家事や手先を使うお仕事が多い為や、ホルモンバランスの関係とも言われています。
他にもキーボード操作やドライバーや電気工具の使用、テニスなどのスポーツや編み物なども過度にしてしまうと症状を引き起こします...
痛みを起こす原因としては腱の”摩擦ストレス”や、力が集中してしまう”圧縮ストレス”とされています。
そして一番多いのが”摩擦ストレス”です!
指あるいは手を動かすたびに親指の付け根には擦れる力がかかっており、
それが何度も繰り返されることにより、”摩擦ストレス”を生んでしまいます。
”摩擦ストレス”に関与するのが長母指外転筋、短母指外転筋になります!
この筋肉は狭いトンネルのようなところを通っているので摩擦ストレスによる腱鞘炎を起こしやすいんです...
2つの筋肉の機能は、親指を開いたり手首を動かす為の補助をしたりしています。
そうしたら自分がドケルヴァン病なのかどうかを
調べてみましょう!!
①親指を他の指で包み込むように手を握ってみて下さい。
②その手を強く握りこんで反対の手で握った手を外側へ押してみて下さい!
痛みが出るようでしたらドケルヴァン病の可能性があります!
※痛みが出たところでやめて下さい。強くやりすぎると鋭い痛みを感じます。
運動学的観点からストレスが加わりやすい状態の人の特徴をお教えします!!
1.腕の回りの悪さ
レジ打ちや伝票計算など腕から母指を酷使する方は徐々に腕の緊張が強くなっていき無自覚の間に腕の捻る動きに制限が出だします。
その動かし辛さを代償することで過度なストレスが生じ、摩擦ストレスが増大します。
2.筋力の低下
長母指外転筋、短母指外転筋の筋力が低下することで親指の付け根の関節が不安定性を生じ、関節に対するストレスが増大する。
3.筋のバランス
親指はいろいろな方向に動くと同時に、他の指の動きとの協調性が重視されます。
そのためどれかいつの動きが強く働き続けてしまう事は好ましくありません。
親指を握る、内側に寄せる動きが強く働いている状態が続くと、外側に働く力を持っている長母指外転筋などは、伸ばされた状態になってしまい、うまく力を使う事が出来なきなってしまいます...
この3つが主なドケルヴァン病を発生させてしまう要因になります。
大きな原因は”使いすぎ”
そして”どんな状態で使っていたか”という事が重要になります。
例えば同じ時間、同じ作業をしているはずなのに症状が出る人、出ない人がいます。
その違いはなにか?それは身体の使い方の違いや元の状態の違いです。
自分でケアしている人もいれば、たまたまうまい使い方が出来ている人もいると思います。
しかし大体の人はうまく使えていないものです。
セルフケアが出来るに越したことはありませんが症状が出ていないうちから気を付けている人は少ないと思います。
なので症状が出てしまったらしっかりと治療することが大切になります!
皆さんも症状が軽いからといって放置してしまうのはやめましょう!!