こんにちは!
Body Care Lab谷津整骨院です!
今回は身体の中でも特に重要だと考える、股関節について話していこうと思います!
股関節は上半身と下半身をつなぐ重要な役割を担っている部分で、
股関節が硬くなり、可動域に制限が出ると、身体に様々な悪影響を及ぼします。
股関節が硬いと、
◎血流が悪くなる
◎老廃物が溜まりやすくなる
◎代謝が悪くなる
◎重心のバランスが悪くなる
など、健康面でも美容面でも良いことがありません...
股関節が柔らかくなることで起きるメリットについてお話します!
1下半身太りやポッコリお腹の解消
上半身はあまり太っていないのに下半身だけ太ったり、ダイエットをしてもウエストがなかなか痩せなかったり…よく聞く話ですよね
食事制限をしてカロリーを抑えたりジョギングをしてカロリーを消費したりすれば、理論上脂肪は落ちていきます。
それでもなかなか下半身やお腹周りが痩せないという人は、筋肉量の低下や股関節が硬くなっている可能性があります。
股関節が硬いと、代謝が低下したり血液やリンパの流れが悪くなったりして痩せにくくなり、ダイエットの効果を十分に得られなくなります。
このような場合は、股関節を柔らかくしたり周囲の硬くなった筋肉をほぐしてあげたりすることで、関節の可動域が広がり血流の改善や代謝アップにつながり、下半身太りやポッコリお腹を解消することができます。
2.むくみの解消
股関節が硬くなっていると血液やリンパの流れが滞り身体がむくみやすくなりますが、特に下半身のむくみが顕著に見られるようになります。
塩分を控えたりマッサージをしたりすることも大切ですが、硬くなった股関節を柔らかくしてあげることでむくみの解消を図りましょう。
むくみがなくなれば脚のだるさや疲れの解消にもつながるので一石二鳥です。
3.猫背や腰痛の改善
股関節の柔軟性が足りないと、運動時に衝撃が分散されず、腰や膝に負担がかかり痛みを引き起こす原因になります。
また、腰を曲げる動作をするときに大きく動かなければならなくなり、必要以上に腰に負担をかけることにもなります。
他にも、股関節が硬いと、骨盤の向きが悪くなり猫背になったり巻き肩になったりと姿勢にも悪影響を及ぼしますが、股関節を柔らかくして可動域を広げれば膝や腰への負担を軽減することができるので、腰痛の改善につながります。
結果として骨盤周りの筋肉のコリをほぐすことにもなるので、骨盤が正しい位置に戻りやすくなり、猫背の改善も期待できます。
4.生理痛の緩和
「生理痛がひどくて辛い」「以前よりも生理痛がひどくなった」という人は意外と多いと思います。
生理痛の原因は、子宮の働きやホルモンの分泌、下着や衣服による締め付け、甘いものの過剰摂取、骨盤の歪みなど多岐にわたりますが、血行不良も主な原因の1つです。
股関節が硬くなっていたり骨盤が歪んだりしていると骨盤内の血流が滞り生理痛がひどくなるため、筋肉の緊張をほぐして血流を改善する必要があります。
股関節を柔らかくすることで、筋肉の緊張がほぐれて骨盤の歪みも治しやすくなるため、ひどい生理痛に悩んでいる人は股関節のストレッチやヨガを取り入れてみると良いかもしれません。
痛みに加えて不正出血や過多月経がみられる場合は、子宮の病気が潜んでいることもあるので婦人科で診てもらうことをおすすめします。
股関節が硬くなる原因
股関節を柔らかくすることのメリットについてお話しましたが、なぜ股関節が硬くなってしまうのでしょうか。
ストレッチやマッサージを行う前に、まずその原因について知っておきましょう。
原因を知らないままでは根本の改善はできないので、普段の生活から原因を取り除いてしっかりとケアしましょう。
原因① 座っている時間が長すぎる
最近ではリモートワークなど、座っている時間が長い人は多いのではないでしょうか。
座っている時間が長いということは、それだけ「股関節を使わないでいる時間が長い」ということです。
筋肉も関節も使わないでいると硬くなっていき、可動域を狭め、動きを鈍くさせる原因になります。
原因② 歩き方・姿勢が悪い
関節に負担がかかる歩き方をしていたり姿勢が悪かったりすると、骨盤の位置が不安定になり股関節周辺の筋肉が緊張して硬くなります。
姿勢が悪い人は歩くときにも正しい姿勢で歩けないので、姿勢を改善する必要があります。
原因③ ハムストリングが硬い
ハムストリングとは太ももの後ろ側の筋肉のことで、大腿二頭筋・半腱様筋・半膜様筋のことを言います。
主に股関節の進展や膝関節の屈曲を担っており、普段の生活では歩行時や前屈時によく使われる筋肉です。
ハムストリングが硬く縮んだ状態では、股関節が曲がりにくくなったり前屈しづらくなったりするので、ケガや腰痛の原因にもなります。
股関節の柔軟性を高める筋肉
股関節を柔らかくするためにはストレッチやマッサージが効果的ですが、どこにアプローチしているのか・どこにアプローチすればいいのかを知らないままでは、上手にストレッチを行うことができません。
アプローチするべき筋肉を紹介します!
1.お尻の筋肉
お尻の筋肉は「大臀筋」「中臀筋」「小臀筋」の3つに分けることができ、この中でもお尻の表面にある最も大きい筋肉である「大臀筋」は、股関節を曲げる動きに大きな影響を与えています。
このお尻の筋肉が硬くなると骨盤が不安定になり、姿勢が悪くなりやすいといわれています。
また、お尻の硬さは股関節の硬さに直結しているともいわれており、「お尻が硬い人=股関節が硬い=姿勢が悪い」ということにもなります。
デスクワークなどで座っている時間が長い人はお尻の筋肉が凝り固まって硬くなりやすいので、休憩時間にストレッチを取り入れるなどして予防しましょう。
2.腸腰筋
腸腰筋は上半身と下半身をつないでいる筋肉で、腰椎と大腿骨を結ぶ筋肉の総称です。
腰をS字状に保ったり膝を持ち上げたりする動作に大きく関わっており、姿勢やプロポーションにも影響します。
実際に目で確認することができない筋肉なのでわかりづらいですが、いわゆる「インナーマッスル」に分類される筋肉で、ここを鍛えればポッコリお腹の解消や猫背の改善も期待できます。
3.ハムストリング
上記の「股関節が硬くなる原因③」でもお話しましたが、ハムストリングは太ももの後ろ側の3つの筋肉のことを指します。
この3つの筋肉は全て股関節と膝関節を結んでいる筋肉で、膝関節の進展や股関節の屈曲に関与しています。
太ももが太い、お尻が垂れてきた、といった悩みがある人は、ハムストリングが弱っている可能性が
4.大腿四頭筋
大腿四頭筋はハムストリングの逆側、太ももの前面にある筋肉で、文字通り4つの筋肉(大腿直筋、内側広筋、外側広筋、中間広筋)を含む筋肉群です。
この中でも「大腿直筋」は股関節の動きに直接関与する筋肉で、股関節と膝関節を結んでいます。
大腿直筋は太もも前面の中央辺りに位置し、この筋肉が硬くなって縮んでいると姿勢が悪くなったり腰痛を起こしたりする原因になります。
5.内転筋群
内転とは股関節を閉じる動きのことで、この動きを担っている筋肉群を総称して「内転筋群」と呼びます。
大内転筋、小内転筋、長内転筋、短内転筋、薄筋、恥骨筋の6つの筋肉から成り、どれも股関節の内転に作用します。
イスに座った時に脚が開く、O脚、X脚などの人は内転筋群が弱っていることが多く、股関節が硬くなっている可能性もあります。
まとめ
股関節は生活上の動作ほぼすべての動きに関与してきます。
動きに多様性がある分、負担も多く、気付かないうちに状態が悪くなっているケースが非常に多いです。
股関節周辺の筋肉は股関節の動きに直接関与しているものが多く、これらの筋肉が弱っていたり硬くなっていたりすると、股関節にも影響を与えます。
ダイエットや姿勢の改善など、美容面・健康面を考えて身体のケアをするなら、まず股関節やその周辺の筋肉を柔らかくほぐしてあげることが重要になってきます。