腰痛 仙腸関節痛とは 【谷津 津田沼 奏の杜 南船橋 習志野】
皆さんこんにちはBody Care Lab谷津整骨院小林です!
本日は腰痛についてなんですが...
腰というより骨盤が痛いなんて人もいるんじゃないでしょうか?
腰痛はいろんな分類がありますが骨盤周囲の痛みを訴える方は仙腸関節痛の可能性があります!
仙腸関節は、骨盤と仙椎をつなぐ関節です。
関節なので、動きがあるように思いますが、実際はほとんど動きはありません。
今までは仙腸関節は動きがあまりないため、痛みに関与しないと考えられていました
では、どうして仙腸関節に痛みが生じてしまうのか?
仙腸関節は、上半身の体重を支える上から下に向けての力と、下半身からの力を骨盤を介して上半身に伝える下から上の力が加わります。
なので、骨盤や仙腸関節には、上半身と下半身の中継地点として、様々な力が加わります。
姿勢が悪い中で動作を繰り返していると、仙腸関節に対する負荷が集中し、仙腸関節に痛みが生じることがあります。
また、仙腸関節を安定させるために働いている仙腸関節周囲の筋肉や、靭帯に痛みを引き起こすこともあります。
女性は男性よりも身体の組織が柔らかく、妊娠などの過度の骨盤への負荷が仙腸関節への負担となり痛みが出やすいです。
特に、妊娠をきっかけに、仙腸関節に必要以上の動きが生じてしまうことで、仙腸関節が不安定になり、痛みが生じやすくなってしまうことがあります。
ゴルフなどの腰を捻ることが多いスポーツでは、骨盤や仙腸関節に負担が集中し、仙腸関節性の痛みが生じやすいです。
仙腸関節痛の症状
まず1つ目に、仙腸関節に痛みが生じるだけでなく、その周囲の筋肉や靭帯にも痛みが生じることがあります。
骨盤や仙腸関節に負担が集中することが、仙腸関節の痛みの要因なので、股関節が硬い場合や、腰の動きが乏しいことで、仙腸関節に負担をかけることがあります。
具体的な筋肉として、腰の筋肉である腰方形筋や、多裂筋、股関節の前にある腸腰筋、臀部の筋肉である梨状筋、太ももの後ろにあるハムストリングスなどが原因になる事が多いです。
靭帯は過剰な動きが出ないように止めておく作用をしていますが、仙腸関節周囲の靭帯は、後仙腸靭帯や仙結節靭帯等が挙げられます。
このようにあらゆる組織が仙腸関節性の痛みに関与していますから、自身だけで痛みの改善を図るのは難しいです。。。
臀部の筋肉の硬さが仙腸関節の痛みの原因となると言いましたが、その梨状筋とよばれる筋肉が硬くなることで、足に痺れ症状が生じることもあります。
これは梨状筋症候群という合併症になりますが、臀部から大腿の外側後面、下腿の外側にまで痺れが生じることがあります。
梨状筋の近くには、坐骨神経があり、人数は少ないですが、梨状筋の中を坐骨神経が通過している方もいます。
ですから、梨状筋が固くなることで坐骨神経による痺れが出ることは非常に多いです!
骨盤と仙腸関節は上半身と下半身の中継地点ですから、仙腸関節に痛みが生じることで、あらゆるところに痛みや痺れが出現することがあります。
多くは臀部の痛みが中心ですが、太ももの外側や、股関節の前にある鼠径部痛が続いて多いです。
また、下腿の後面や、足底の外側に痛みが生じることもあります。
仙腸関節の炎症が続くことで、腰部にも負担がかかり、腰部の筋肉や椎間関節に痛みが生じてしまうこともあります。
仙腸関節痛の改善法
まず腰の痛みというのは、とても複雑です。
骨盤周囲のあらゆる組織が関与していますし、腰椎の痛みなのか、仙腸関節の痛みなのかを判断するのは自身では難しいことが多いです。
まずどういった動作で痛みが生じるのか確認しましょう。
基本的には痛みが起きたすぐは痛みの生じる動作は避けることが大切です。
痛みが起きている時期というのは、組織に炎症を引き起こしていることがあり、安静期間を怠ると、かえって痛みが続くことや、炎症が治まらないことも多いです。
1、2週間程度で、痛みは軽減してくるものが多いですので、安静期間はしっかりと休むことが大切です。
次に過度に骨盤の動きが出ていないか、客観的に見てもらうといいと思います。
例えば、歩行中に立っている足側に過度に骨盤が動揺する方もいます。
これは、足からの力の伝達に対して、骨盤周囲の筋力や支える力が足りていないことで生じやすいです。
こういった状態を繰り返すことで、腰や仙腸関節に負担が生じ、痛みが誘発してしまうことがあります。
歩行を見るだけでも、骨盤の動揺が強いのであれば、スポーツ動作となるとさらに顕著に骨盤周囲の動きが過剰になっている可能性があります。
そして骨盤周囲の腰のストレッチや股関節のストレッチを行い、動きの幅を確保しましょう。
骨盤周囲のである腰や股関節が硬いことで、体重や足元からの力を骨盤で分散することができず、仙腸関節の痛みになっていることは少なくありません。
日頃から、運動したあとにはストレッチや身体を休めるケアを大切にしましょう。
最後にに、足にしびれ症状が強く、梨状筋症候群も併発している場合には、臀部のストレッチを行いましょう。
梨状筋を伸ばすには、
椅子に座り伸ばしたい方の足であぐらをかいて、腰は伸ばしたまま身体をゆっくりと前に倒していきます。臀部に伸びている感覚があればOKです!
ストレッチをするときには、伸びを感じたところで20秒程度は保持するようにしましょう。
ストレッチをしたあとは、仰向けで膝を立てた状態をとり、そのまま足を開くようにすると、梨状筋が使えます。
伸ばしたあとには、軽く筋肉を動かして上げると、さらに柔軟性を保つことができますので、試してみてください。
いかがだったでしょうか?
気になる症状があればまず最初は病院や整骨院に行くのが最優先です!
自分の判断でストレッチや運動をするとかえって症状が悪化する場合がありますので十分に気を付けて下さい!
当院は仙腸関節痛を含む様々な腰痛に対応しています!
その他首や膝など慢性的な症状でお困りの方、急性症状でどうにかして欲しいという方にも的確な施術を行っていますので是非一度ご来院ください!