睡眠のメカニズム
こんにちは、こんばんは、お疲れまですBCL谷津整骨院小林です!
今回のテーマは“睡眠”です!
その中で皆さんよく聞くレム睡眠とノンレム睡眠について睡眠のメカニズムを交えながらお話していこうかなと思います!
皆さんは最近よく眠れていますか?
寝つきが悪かったり、寝起きがすっきりしない、途中で何回も目が覚めてしまうなんて事よくあると思います( ;∀;)
私は寝つきはいいんですが、どうもすっきり起きられないんですよね~(-_-)
私たちは睡眠の質は抜きにして、ほぼ毎日同じ時刻に眠り、同じ時刻に目が覚めていると思います(‘ω’)
このような規則正しい睡眠リズムは、疲労による「睡眠欲求」と体内時計に指示された「覚醒力」のバランスで形作られています
”覚醒力”なんかカッコいいですよね(; ・`д・´)(笑)
簡単に言うと覚醒力は”起きていようとする力“です。
質の良い睡眠を維持するために、寝ている時も自律神経やホルモンなどいろんな身体の機能を働かせています。
睡眠にはサイクルがあり、夢を見る「レム睡眠」と大脳を休める「ノンレム睡眠」が約90分周期で変動し、朝の覚醒に向けて徐々に準備を整えます。
私たちは毎日ほぼ同じ時刻に眠りに入り、7-8時間ほどで自然に目覚めます。
また徹夜をしていても徐々眠気が強まり、明け方になると強い眠気を感じますが、
頑張って午後まで起きてると眠気がいったん軽くなったりします。
このように決まった時刻に眠気が出現し、また醒めてゆく睡眠(眠気)のリズムはどのようになっているんでしょうか?(; ・`д・´)
睡眠の二つのシステム
ヒトの睡眠(眠気)は大きく二つのシステムで形作られています。
一つ目のシステムは覚醒中の疲労蓄積による睡眠欲求です。睡眠欲求は起きてる時間が長いほど強くなります。徹夜などで長時間覚醒していると、普段寝つきにくい人でもすぐに眠くなり、深い眠りに入れます。いったん寝てしまうと睡眠欲求は急速に減少し、その人にとって十分な時間だけたっぷりと眠ると睡眠欲求は消失して私たちは覚醒します。
二つ目のシステムは覚醒力です。覚醒力は体内時計から発信され、一日の決まった時刻に増大し、睡眠欲求に打ち勝ってヒトを目覚めさせます。普段の就床時刻の数時間前に最も覚醒力が強くなり、その後”メラトニン”が分泌される頃(就床時刻の1-2時間前)に急速に覚醒力が低下します。仮に覚醒力がなければ、睡眠欲求は起きてからどんどん強まるので、昼過ぎには眠すぎて、何も手につかなくなってしまいます( ゚Д゚)
※メラトニンの作用
△睡眠・生体リズムの調整作用(体内時計)
△抗酸化作用
△性腺抑制作用
メラトニンは幼児期に大量に分泌するが年齢を重ねていくごとに分泌量は低下していく。
体温、脈拍、血圧の低下を感知して睡眠を促すために作用する、が強い光(照明など)に当たっていると分泌は減少する。
人は睡眠と覚醒を調節するために体内時計を利用し、身体の機能をフル稼働させます。
例えば、活動する日中には脳の温度を高く保ち、夜間は体から熱を逃がして脳を冷やします。
これを熱放散といいます( ..)φメモメモ
就床前の眠気が強くなる時間帯は、脳が急速に冷える時間と一致しています。
脳の温度が下がっていくと眠気を感じるようになります。
寝る前の赤ちゃんの手足って温かくなりますよね?
その正体が熱放散なんですね~(‘ω’)
赤ちゃんも寝る前に手足から熱を出して、寝る準備をしてるんです(*^^)v
また同じ頃、体内時計ホルモンであるメラトニンが分泌を始め入眠を促します。
これら以外にもさまざまな生体機能が協調しあいながら質の高い眠りのために作用します。
次に、朝方になると覚醒作用を持つ副腎皮質ホルモンの分泌が始まります。
また脳の温度が自然に高くなり、準備状態が整って健やかな目覚めを迎えます。
メラトニンは睡眠を促進する作用を持ちますが、明るい光の下では分泌が低下します。
リラックスして熱放散を促し、メラトニン分泌を妨げないように周りの電気を消して、
暗い部屋で休むことは、より質のいい睡眠をサポートする生理機能の力を最大限に引き出す上でも大事なんです。
消費カロリーと睡眠の関係
睡眠はすべての動物種でみられますが、睡眠の長さはさまざまです。一般的にコウモリやネズミなど運動量が多く、体重当たりの消費カロリー数が大きい動物種ほど睡眠時間が長い傾向があります
すなわち睡眠は覚醒中に溜まった疲労を回復すると同時に、エネルギーを節約するための最も効率の良い休養のあり方であるといえます。
ヒトも成長とともに体重当たりの消費カロリーが減少します。
睡眠時間、特に深い睡眠が年齢とともに減るのは理に適ったことであるともいえます。
睡眠中の脳活動の変化
お待たせしました(゜-゜)
ようやくレム睡眠とノンレム睡眠のお話です(笑)
まず理解していただきたいのは睡眠は決して「脳全体が一様に休んでいる状態」ではありません。
寝てるときは脳も休んでると思っている方は多いと思います
ですが眠っている間にも脳活動はさまざまに変化します。
ヒトの睡眠はノンレム睡眠とレム睡眠という質的に異なるふたつの睡眠状態で構成されています。
ノンレム睡眠とは普通の睡眠状態で眼球運動が見られないです。
脳波活動が低下し、睡眠の深さにしたがってさらに4段階に分けられます。
睡眠は深いノンレム睡眠(段階3と4)から始まり、睡眠欲求が低下する朝方に向けて徐々に浅いノンレム睡眠(段階1と2)が増えてゆきます。
ノンレム睡眠では脳活動が休まり交感神経の活動も落ち着くため、
心拍数、呼吸数、血圧が低下します。
全身の筋肉はわずかに活動しています。
深いノンレム睡眠は大脳皮質の発達した高等生物で多く出現します。
昼間に酷使した大脳皮質を睡眠前半で、集中的に冷却し休ませてあげるものになります(*_*;
レム睡眠は反対に浅い眠りで眼球運動があり、脳が活動している状態です。
レム睡眠はノンレム睡眠の間に約90分周期で繰り返し出現し、朝方に向けて徐々に一回ごとのレム睡眠時間が増加します。
レム睡眠では全身の筋肉が弛緩し、エネルギーを節約して身体を休める睡眠といえます。
レム睡眠時の脳波活動は比較的活発で夢をよく見るほか血圧や脈拍が変動することから、心身ともに覚醒への準備状態にある睡眠ともいえます。
夢を見るレム睡眠は記憶の整理・定着に大きく関係し記憶回路の成長につながります。
質のいい睡眠をとるには、このレム睡眠とノンレム睡眠の周期が正しく働く事が重要とされています!
睡眠のメカニズムは理解していただけたでしょうか(*'▽')?
BCL豆知識
皆さんは金縛りにあったことありますか?
私は学生の時に数回かかりました( ;∀;)
あの感覚はほんとに不思議なものです…
金縛りはレム睡眠時に起きるとされています。
脳の活動は活発な状態で筋活動は低下している
つまり“起きているのに体に力が入らない状態”なわけです
疲れている時や精神的ストレスが大きい時に起きやすいそうです…
次のブログではそんな睡眠と健康について書いていこうかと思います!!
それでは~(‘◇’)ゞ
BCL谷津整骨院小林